学習評価1
中央教育審議会では、
「学習評価」について見直し。
これまでの4観点評価から3観点(学習指導要領3本柱)評価へ。
●学びに向かう力
●知識・技能
●思考・判断・表現力
具体的な評価方法として代表的なものを2つ。
①パフォーマンス評価
②ポートフォリオ評価
【特徴】
※パフォーマンス評価…ルーブリックを作成し、課題に対する答え(パフォーマンス)の質を評価する。テストの点数を用いた評価はこれに該当。定量的。
※ポートフォリオ評価…学習成果・過程(作品集や観察記録、その他もろもろ)を1箇所(ポートフォリオ)へ保存。体系的に評価する。定性的。
どちらの方法が良い、悪いというわけでなく、学習評価の際、それぞれの特徴を踏まえ、評価方法を選択することが重要。
3観点評価について、
●学びに向かう力 … ポートフォリオ評価>パフォーマンス評価
●知識・技能 … ポートフォリオ評価<パフォーマンス評価
●思考・判断・表現 … ポートフォリオ評価<パフォーマンス評価
みたいな。一概には言えないが、イメージとしてはこのような感じでしょうか。
以上から、定量的評価代表格の定期テストは教師にとって都合の良いものと言えます。
評価材料として使わざるを得ないですね。
ただ、有名な麹町中学校の取り組みにあるように、どのようなテストが生徒にとってより良いか考える必要がありそうです。
学習評価はあくまでも、生徒が成長するための手段です。
行為そのものが目的になっては元も子もないです。
しかし、忙しさのあまり現場ではそのような正論は通用せず本来の目的が失われる、これが現状でしょうか。