生徒指導提要1

第1章 生徒指導の意義と原理

 

第1節 生徒指導の意義と課題

●生徒指導の意義=自己実現を図るための自己指導能力を育成すること。

●自己指導能力は、学校生活のあらゆる場面(授業・休み時間・部活動すべて)で育まれる。

発達段階(精神性、社会性など)に応じた指導を。

●生徒指導には、人間的なふれあいに基づく児童生徒理解が不可欠

 

第2節 教育課程における生徒指導の位置付け

生徒指導は学校生活のあらゆる場面でなされる。共通して以下の3つが教師に求められる。

 ①自己存在感を与える

 ②共感的な人間関係を育成

 ③自己決定の場を与え、自己の可能性の開発を援助すること

 

その上で、学習に課題のある生徒への生徒指導においては以下の5つで対応。

 ①補習

 ②グループ活動

 ③得意分野を伸ばす

 ④保護者や関係機関との連携

 ⑤専門機関との連携

 

第4節 集団指導・個別指導の方法原理

●集団指導と個別指導には相互作用がある。

 →集団指導を通じて個を育成

 →個の成長が集団の発展につながる

 

●集団指導・個別指導 ともに3つの種類に分けられる。

 ①成長を促す指導 …プラス方向へ

 ②予防的な指導  …マイナスへ傾かないように

 ③課題解決的な指導 …マイナスに傾いた状態をもとにもどす