協調学習授業デザインハンドブック 東大CoREF

「知識構成型ジグソー法」という手段を用いて、協調学習を実現する手引が以下のサイトからご覧いただけます。資料請求して読んで見ました。

coref.u-tokyo.ac.jp

 

背景

●講義型授業の限界(否定的な立場ではない)

 ただわかるで終わる。使える知識になりにくい。

 

 

協調学習の基本的な考え方

●一人ひとりのわかり方は多様

●納得し表現したことは「使える知識」になりやすい

 建設的相互作用

 ・考えを外にだす

 ・他の考えを自身の考えと組み合わせより良い考えをつくる

 これらによって理解が深まる。

 

●協調学習が実現される条件

 ・一人では十分な答えが出せない

 ・課題に対して「違う考え」をそれぞれもち、考えを出し合い良い答えを作れる期待感

 ・より良い答えをつくる過程が一筋縄でいかない

 

知識構成型ジグソー法

●建設的相互作用を起こすための型(ただのグループ活動✗)

 型は以下を担保。

 ・私には伝えたいことがある

 ・私の考えが相手に求められる

 ・相手と考えると考えがブラッシュアップされる

  ✗単なる伝え合い ✗単なる教え合い が目的ではない

 

●前提の考え

 ・どの子も資質能力がある

 ・資質能力を使う必然性がある環境があれば自然と発揮する

 ⇒教師の役割は「資質能力を使う必然性がある環境」の整備

  環境整備の一つの手段として、「知識構成型ジグソー法」がある

 

●段階

 ①課題について自分の考えを持つ。

  一連の学習を通じて答えをだしたいメインの問にまず答えさせる

  ★「一人では十分な答えがでない」問いであること★

 ②エキスパート活動

  問いに対して教師が異なる角度から答えの部品を用意する。

  小グループに分かれ、この部品について学ぶステップのことを指す。

  「私には言いたいことがある」をいう自覚をつくる準備段階。

 ③ジグソー活動

  ②で得た答えをあつめ、「一人では十分に答えのでない問い」の答えを作成。

 ④クロストーク

  全体で共有。

 ⑤改めて自分の考えをまとめる。

 

●授業づくりのポイント

 ・課題設定

 ・単元の中での本時の位置付けを意識