生徒指導提要5

第6章 生徒指導の進め方

 

第1節 組織的対応と関係機関等の連携

 ●組織対応が基本

  ①内部…管理職、生徒指導担当、教育相談担当、学年主任、養護教諭

  ②外部…スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー

  ※担任だけで対応✗

 

 ●ケース会議

  生徒ひとりひとりが抱える課題に対して

  ・資料収集

  ・アセスメント(見立て)

  ・対応決定、役割分担  などを行う。

  ※担任、生徒指導主事を中心に管理職、養護教諭スクールカウンセラーなどで形成。

 

第4節 学級担任・ホームルーム担任の仕事

 ●学級担任

  生徒指導の機会がもっとも多い。したがって、

  生徒の個性、家庭事情、人間関係、日常生活・学校生活の状況を最も把握している。

 

 ●学級経営

  一人ひとりの実態把握、生徒理解によって円滑な学級経営につながる。

 

 ●学級担任による生徒指導

 ・日常の問題行動から注意※

 ・問題行動が起こるまえの、自己指導能力を培う生徒指導

 ・資料を積極的に他の教師と共有し、「チーム学校」として生徒指導を充実させる。

 ・教育相談の場を、計画的に随時実施する。

 

  ※どんな場面でも、毅然とした生徒指導が求められる

  →「社会で許されない行為は、子供でも許されない」といった学校全体の方針のもと、「社会の一員」としての責任と義務の大切さを伝える。

 

第6節 校内規律に関する指導の基本

 ●校内規律を守らせるために、まず、生活習慣の確立、行動様式の定着が必要

 ●校内規律の維持は、生徒に安心感を与え、不登校、いじめなどの問題を未然に防止

 ●自律性を育むことが大切